エゴで繋がりたくないものがる
愛では繋がらないものもある
どんなに大切で一番であってもたった紙切れ一つで分け隔たれ
ただの他人に成り下がる
存在証明のひとつ
苦しみに覆い被せるんじゃなくて自由に
分かち合うんじゃなくて背中を押して
存在が生きていく大いなる力
私が誰と生きようと関係もないと突き放して
事実を突き付けられ初めて気付く心もあったろう
飛び降りる想いの果てに最後の言葉を残し旅立とうとした
涙で揺さぶる私を目の前に満足気に一つまた確かめたのだろう
存在証明を
自分を
そして私を
思い知らせるエゴの向こうに理屈はもう無い
分かったでしょう
手を握り目を覚ますそれまでに
私はどうにも出来ない力の前に泣きわめくしかない
笑っていて欲しい
苦しいのなら出会わなければ良かった
今までどんなにエゴというものに持て余されたんだろう
純粋にただ思いあえることに理由なんていらないのだろう
どこにも属さないあなたとわたし
女でなくて良い
人間として存在していたい
だからその最後の言葉がとても苦く
無理やり取って付けた安っぽい誓いの言葉として胸を締め付けて頭から離れない
良いよなんて言えない
別離は遠い過去だった
それか遠い未来だった
どうしても離れたかった
どうしても離れられない何かがあった
ふいに訪れた現象だった
今日だけは心に沁み泳がせさせて
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by medimix610
| 2011-07-31 01:45
| 創作